琉球ニライ大学 - Think 震災 - 沖縄から震災について、考える。

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【課外活動】Think 震災 - 沖縄から震災について、考える。
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日時:平成23年3月27日(日)9:00~11:00
教室:緑が丘公園(那覇市牧志)
先生:末崎 衛さん(沖縄国際大学法学部准教授)




内容:沖縄から東北関東大震災について考える。
新聞やテレビではたくさんの情報が流れているけど、
何が起きてるの?
何をしたらいいの?
何をしたらいけないの?
何が必要なの?
何ができるの?
そして、どう向き合えばいいの?
そんな思いを考える。

行動をした人も、行動をしていない人も、
どうやって行動したらいいかわからない人も、
今だからこそ、立ち止まって考えよう。
震災と向き合う。

今回の授業では、みなさんの震災に対する質問や思いを
共有する場にできればいいなと思います。お気軽にご参加ください。
(授業コーディネーターより)

【授業の流れ】
8:30~ 受付開始
9:00~ はじめに
9:15~ Think 震災
10:30~ 感想
11:00  おわり


受付方法:受付期間中、WEBフォームより予約制で申し込みを受付いたします。
※お申し込みは、先着順となり、定員に達し次第、お申込終了とさせていただきます。
なお、お申し込みのキャンセルが発生した場合は受付再開します。
諸注意等:集合場所へは、授業開始時間までに必ずお集りください。
授業開始後の参加は制限させていただく場合があります。

※雨天の場合は、近くのカフェで開催予定です。
※楽な服装でお越しください。教室は公園内です。簡易イスが必要な方はお持ちください。

当日の持ち物:敷物、日焼け止め・タオル・飲み物など日差し対策に必要なもの。

【授業の参加について】
授業の参加は全て参加者各自の自己責任となります。
琉球ニライ大学は一切の責任を負いませんので予めご了承ください。

ID:0030
カテゴリ:【課外活動】

レポート




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講座終了後から、脳の一部分が静かに興奮してとまりません。
参加前は、自分の中で出口のないところをぐるぐるしていました。
震災後の無力感、あせり、はがゆさ。
あまりにも小さい自分の存在や力を
否応なしに思い知らされたからかもしれません。

だれかが決定的な結論や解決策を出したわけではありません。
だけど、それぞれの心から吐き出すような想いを受け止めて消化すると
すぅっと楽になる。
自分の中から産まれるのを待っていた言葉や考えが出てくる。
不思議な体験でした。
でも、一方で私は気付いていました。
人と話すしかない。
人は人で傷つき、人で癒される存在だからです。

母である私は、亡くなった子どもたちはもちろん、
避難所の赤ちゃん連れや小さい子どもがいるご家族に関心がいきます。
ミルクはたりているだろうか、サイズの合うおむつは。
夜泣きで周りの人に気を遣うだろうな、
離乳食や子ども向けのごはんなんていってられないはず。
子どもたちは退屈しているだろうな。
学用品やおもちゃは…、洋服だって…、そもそも洗濯もできないんだetc。
自分が経験してきた道だから、その状況で震災にあったらと
イメージできるから心配事がはっきりわかります。
全国のすべてのお母さんもそうだと思います。
母は母の行政は行政の先生は先生の学生は学生の社会人は社会人の
それぞれ自分に近い立場の人たちの
困ることのイメージがわくはずです。
まずはそこが支援のスタートです。
自分なら何がほしいか。自分ならどうしてほしいか。何をしてほしくないか。
これからいっぱい考えていきたいと思います。

人は人とつながっていける。
想いを共有して、力をもらって、その力を社会に還元できる。
くるくるとまわるその無限の力を人は「希望」とよぶのかもしれません。
失ったものは膨大だけど、これから得るものはもっともっととてつもなく大きい。
「がんばろうよ!」は被災地じゃなく、私たちの合言葉にしようよ。
そんなことを感じたひとときでした。

ありがとうございました。

(生徒 小栗由香)


3月27日(日)朝9時、沖縄にしては肌寒い日だったので、
皆厚着をして那覇市パラダイス通り沿いにある、緑ヶ丘公園に集まった。
授業タイトルは「Think震災」。先生に教えてもらう形の授業、
というよりは、互いの思いを共有しあう授業となった。

社会人であったり、学生であったり、お父さんであったり、
お母さんであったり、会社員だったり、行政で働いていたり、
学校で働いていたり、色々な立場、環境にいる人達の目に、
この震災がどう映っているのか、そして今どのように感じているのか。

たくさんのキーワードが出た。

「このような時」だから不謹慎、と思わなくても良いのでは。
批判は必要。あまりに情報が多くてストレスに感じる人もいる。
テレビを見るのを減らす、などして自分で制限する。
なるべく普通の生活をしよう。できることをやればいい、
今すぐにやらなくてもいい、焦らなくてもいい。
この震災の復興には時間がかかるはず。日本が変わる、
沖縄が変わるきっかけになるかもしれない。

焦らず、ゆっくり、自分がこの震災とどう向き合っていくか考えていけば良い。
そう思えて、心の中のモヤモヤが軽くなるような感じがしました。

今回の授業では、参加者同士が胸の内を話すということで、
人と人の繋がりを感じられた、セラピーのようだった、
という感想があり、とても嬉しかったです。
メールでも電話でもない、顔を合わせて話すことって
すごい力があるのだなあ、と感じました。

(授業コーディネーター 張本ちえ)


最後はいつもの…

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ニライの「にっ」!

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そしてこれも恒例(?)

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アフターランチ♪
今回は、「大東そば」さんにて。



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