詳細
キジムナーフェスタ x ニライ大学 コラボ授業
こんなのあったんだ!キジムナーフェスタ見に行こ!
日時:平成24年7月29日(日)11:00-14:30
参加費:1,500円(ランチ代、キジムナーフェスタ チケット込)
定員: 12名
先生: 太陽の糸 のみなさん
集合場所:タコスとアコースティックライブの店 オーシャン
沖縄市中央2-15-2
http://www.koza-ocean.com/access/
備考:ランチを以下からお選びください。
・タコス(2個) ドリンク付き または
・タコライス ドリンク付き
駐車場:
ゲート通り近辺の駐車場をご利用ください。(このページの下の方にマップがあります)
コリンザ駐車場が便利です(有料)
キジムナーフェスタとは?
キジムナーフェスタは毎年夏に沖縄市で開催されている演劇のフェスティバルです。
キジムナーフェスタ2012のテーマ
劇場は命薬(ヌチグスイ)
ヌチグスイとは…
沖縄語で「命の薬」「長寿の薬」という意味です。
クスイはクスリでもただの薬ではない。心の薬、心の栄養剤のことです。
テレビとは違い、目の前で演じられる演劇は、役者さんの息づかいも伝わってきます。生の演劇を見たあと「ああ、今日はヌチグスイしたさあ!」と声に出したくなるような体験、一緒にしましょう!
また、鑑賞後は役者さん達とのユンタクタイムを設けました。新しい発見や楽しみ方を見つけることができるかもしれません。
ぜひ、ご参加ください!
太陽の糸
あらすじ
人が生きていくってどんなこと?
昔むかし、小さな村に小さな家が二軒隣り合っていました。
何かとケンカの絶えない二家族、
右の家には男の子、左の家には女の子が生まれます。
やがて恋をする二人でしたが・・・
太陽の糸は、全うちなー口の演劇です。
うちなー口がわからなくても大丈夫。ココロの耳できいてみてください。
太陽の糸 演出
キジムナーフェスタ・アシスタントプロデューサー
富田めぐみ さん
プロフィール
ラジオ&テレビ出演・ナレーション・司会
演劇屋として演出やコーディネートなど
リンク:
http://www.jp.kijimuna-festa.org/kijimuna-festa.php
http://www.jp.2012productions.kijimuna-festa.org/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E3%81%AE%E7%B3%B8.php
http://blog.eigyo.co.jp/tomita-megumi/
http://rashinban.eigyo.co.jp/personality.html
<日程>
11:00 オーシャン集合、ランチ
12:15 コリンザに移動
12:30 開場
13:00 開演
13:50 質問タイム
14:20 まとめ、アンケート
14:30 解散
キジムナーフェスタのリンク
http://www.jp.kijimuna-festa.org/
オーシャンのリンク
http://www.koza-ocean.com/
キジムナーフェスタ開催期間中、那覇空港から無料のシャトルバスおよび、会場内を無料で巡回するバスもあります。
http://www.jp.kijimuna-festa.org/plan-your-visit.php
集合場所(オーシャン)
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キジムナーフェスタ会場、周辺駐車場など(目印をクリックすると情報が出ます。)
より大きな地図で キジムナーフェスタ2012会場周辺地図 を表示
※申し込みは締め切られました。
ID:0062
レポート
世界中からの演劇を見ることができるキジムナーフェスタINコザ。
今回は、このイベントをもっと県内の人にアピールしたい!と思い、コザの町散策&キジムナーフェスタで演劇鑑賞をセットにした授業を企画しました。
集合場所は、ゲート通り沿いにあるタコスとアコースティックライブの店 オーシャン。
マスターのやっしーさんは無口な感じがしますが、気にせず話しかけていると、そのうちおしゃべりに乗ってくれます。自分一人でやっているから、あまり大人数の対応はできないんだよね~。今日は人数少なくてよかったよ、と言われて苦笑い。
お店の名物はタコス。もっちり、さくさくの皮、タコスミートとトマト、レタスがたっぷりで美味い!タコライスもあります。
やっしーさんは、話し慣れてくるとどんどん面白いお話をしてくれます。(慣れるまで時間かかるかも)オーシャンへ行く際は、お店をのぞいて見て先客が4~5人いるようなら、少し時間をおいてから入ったほうが、やっしーさんが助かるそうです。情報まで。
タコスランチの後は、一番街、パークアベニュー通りを通って、キジムナーフェスタ特設会場のあるコリンザへ向かいました。
コリンザはかつてショッピングセンターだったビルで、今はほぼ空きビル。キジムナーフェスタでは、コリンザの中に小劇場が設置されています。
今回鑑賞する「太陽の糸」の会場は、小中学校の教室くらいの小さな部屋。部屋の半分に観客用の長椅子が8列くらいあり、後ろの方にいくと少しずつ高くなっているのでどこに座っても見やすい。部屋の残り半分には黒で覆われた舞台があり、白、赤の紐が張ってありました。
役者さんが竹の楽器を鳴らしながら歌い、その後ろで地方(じかた)が三線と太鼓で伴奏。すべてうちなー口なので聞き取れないけれど、てぃーだのいーちゅー(太陽の糸)は聞き取れました。その歌はテンポがよく、聞いていてワクワクすると同時に、不安に似たドキドキ感も感じました。
お芝居の内容は、ささいなことでいがみあっている二つの家族がいて、それぞれの家族に子供が産まれ、その子供たちが恋をする、というお話。
舞台に派手な装置はありません。歌と踊り、小さな小道具だけで、荒波の中で漁をする様子、牛を操りながら畑仕事をする様子を表現します。また、舞台に張られた白と赤の紐が、色々な意味、場面を作り出します。
舞台と、役者さんの演技と、観客の想像力が合わさって物語が展開していく。だから、観ている人によって少しずつ見え方も感じ方も違う。
50分の上演はあっという間に過ぎ去り、最後にもう一度てぃーだぬいーちゅーの歌を歌います。観客もみな手拍子をしていて、観客、役者、地方、みんな笑顔になっていました。
劇終了後、演出の富田めぐみさん、役者さん4人と地方の方1人に集まって頂き、お話を伺いました。
まずはニラ大参加者からの感想発表。
・うちなー口をもっと勉強したいなと思った。
・役者さんが演じたり、後ろで歌ったり楽器を演奏したり、色々な役をこなしていて、驚いた。
・言葉にできないくらい素晴らしかった。
途中の場面でハラハラしたり、とても面白かった。紐を使った演出が素晴らしかった。
・批判的な要素も隠れていた気がする。震災のことを思い起こし、人の絆について考えた。
演出の富田さん、役者さんのお話
富田さん
・A4の紙1枚に簡単なイメージだけを書いて、そこからスタートした。曲、歌詞、振付、すべてをみんなで考えつくりあげた。
・世界中で争いが起きているが、それらの根源は身近なところにあるのではないかな、ということを描いた。
役者・地方(知花さん、呉屋さん、花城さん、嘉数さん、宮城さん)
・沖縄の伝統の歌、踊りを伝えていきたい。
・震災や絆についてどのように伝えられるか不安もあったが、やってよかった。
・普段は沖縄の古典音楽を演奏しているが、色々な形で表現したいと思いこの舞台に参加した。
・普段は踊るだけだが、今回は裏方もすべて自分達でこなし大変だった。
・自分的には今日よりも昨日の公演がよかったと思ったが、ニラ大のみなさんから感想をきけてよかった。励みになった。
今回キジムナーフェスタで「太陽の糸」を鑑賞してみて、歌や踊りなど生のパフォーマンスは、役者さんの緊張も伝わってくるし、見ている方もドキドキ、ワクワクして、感動、興奮しました。演劇をもっと多くの方に、気軽に楽しんでほしいな~と思いました。
今日はあまり紹介できませんでしたが、パークアベニュー通り、一番街には昔ながらの沖縄の風景が残っているので、町ブラにはお勧めです。